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浴室工事

先週、今週と在来の浴室のユニットバスへの工事を行っています。

先週は、腰高の基礎で、難易度が少し高めでしたが、今週は下地に合板が張ってあり、しかもガムロンが張ってあるという、なかなかの強者でした。でも、これまでの経験とチームワークで難なく解体も終えることができました。土間も精度も高く打設することができましたし、気分も上々です。あとは、ユニットを組んで綺麗になった完成を見るのを楽しみにしております。

さて、ユニットバスのサイズの選び方です。

いわゆる一坪タイプの浴室であれば、1616サイズを選びます。可能であれば、S1616がベストです。

0.75坪(1365×1820)の場合、リクシルだとS1216 、TOTOだと1116でないと入らないことがほとんどです。設置最小寸法通りのクリアランスが下部でも上部でもあります。でも入らないんです。なぜでしょう?

それは、家が傾いているからです。どうして傾くのか?

地震なんかあるとどうしても傾きます。東日本大震災で、揺れが大きかったところは、大体傾いている傾向があります。そのあとの余震の影響もあります。

それに、地盤沈下とか・・・。地盤の沈下は大体5~6年で止まるといわれています。がしかし、場所によっては、10年経ってもまだまだ落ち着かないということもあるそうです。

そんな具合で、家というのはほとんどのケースで傾いているというのが現実です。

というわけで、S1216や1116などの少し小さいサイズでないと入らないということになってしまいます。

間違って0.75坪に1216を入れてしまうと、ユニットバスの施工の時に「入らないのですがどうしましょう・・・」と連絡が来てしまうことになります。

サイズ選びはとても大切です。一坪タイプだと、そこまでシビアではありませんが、万が一に備えて、S1616 がある場合はそれを使い、タイルが張ってある状態で、1680㎜あれば、1616をチョイスという形になります。新築だと真っすぐ建っていますから、気にしなくてもいいのですが・・・。

タイルのお風呂より、狭くなってしまうというのはデメリットのように感じるかもしれません。

がしかし、段差は解消されるし、暖かくなるし・・・。もちろん綺麗になります。土台は腐る心配がありません。そうした点に着目すると、いい点もあるといえます。

 
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